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マルグリット・ユルスナール「東方綺譚」 [音楽]

フランスの作家マルグリット・ユルスナールの短い小説「斬首されたカーリ女神」に寄せて作曲されたピアノ連弾曲を聴きました。

救いようのない痛みと、最後に与えられた休息。
楽譜の最後のページ、鍵盤からゆっくり指が滑り落ちて、最後の音が消えた後の。


演奏のおかげで、ユルスナール「東方綺譚」の中に収められている他の短編も読む機会も得ました。
短編のうち以下の3つ、特に「老絵師の行方」の最後の情景の美しさはとても好きです。
あとの二つは、突き落とされるような容赦ない悲しさが勝っていて、つらいです。

「老絵師の行方」
「源氏の君の最後の恋」
「斬首されたカーリ女神」


一体ユルスナールというのはどんな女性だったのか。
自伝と呼ばれるものもあるのに、しかもつい20年ほど前まで生きていたのに、掴み切れません。

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