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ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル [音楽]

ラファウ・ブレハッチのピアノ・リサイタル
フィリアホールにて

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1985年ポーランド生まれ
2005年第15回ショパン国際ピアノコンクール優勝


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前半 ショパン
後半 ドビュッシー、モーツアルト、シマノフスキ


こんなにみごとに感動したショパンは初めてだとおもう。

特に前半最後に演奏された、ポロネーズ第6番「英雄」は印象深い。
くぐもったあたたかなpp、芳醇なff。

どれほど深くショパンと対話をしているのだろう。





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蓄音機 NAPOLEON [音楽]

祖父母の家の片付け中。
昭和初期からのすべてを一つ一つ片付ける。

ひらがなをようやく書けるようになったころに
祖父母に送った手紙類まででてくるし、
赤ん坊だった父が若い祖母に抱かれた写真も出てくる。

祖父のそのまた祖父が生きた記録まで出てくる。
顔も知らないし声も聴いたこともない
自分より前に生きた、つながっている人々。
家系図からは想像できなかった生きた人人の記憶が押し寄せるように感じた。


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蓄音機は、古美術品を扱う方に引き取っていただきました。

祖父は、レコードで何を聴いたのだろうか。







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チョ・ソンジンピアノ・リサイタル サントリー・ホール [音楽]

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前半ではモーツァルトピアノソナタ第3番
後半ではリストピアノソナタロ短調

聴くことができて本当に幸せだった。

リストの後のアンコール曲 ショパンソナタ「葬送」
 
もっと幸せなアンコール曲、知ってる。
  




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阪田知樹 ピアノリサイタル [音楽]

フランツ・リスト国際ピアノコンクールの2016年の覇者、阪田知樹の同コンクール優勝記念の演奏会が近くでありました。
家族に誘われて聴く機会を得ただけだったし、また最寄の音楽ホールでの演奏会ということもありそれほど期待もしていなかったため、演奏を聴いた時の感動は想像をはるかに超えました。

聴くことができて本当にありがたかった。
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馬を洗はば [音楽]


馬を洗はば馬のたましひ冱ゆるまで人戀はば人あやむるこころ(塚本邦雄)


そんな気持ちで演奏に臨んだ、と。
瞬きを忘れるほどの演奏、リストのピアノ・ソナタ ロ短調 を弾いたピアニストが
そのように言った言葉に、また衝撃を受けた。

そんな風に純粋に突き詰めることをやめて、久しい。




ベヒシュタインの足置き [音楽]



コンサート会場で、ベヒシュタインのピアノの奥に子ども用の「足置き」を発見。







足がブラブラでは、ちゃんと鍵盤をたたくことすらできない。

ペダルまでついた「足置き」があることを初めて知り、感動しました。

さすが、ベヒシュタイン。

「リヒテルと私」 [音楽]

河島みどり「リヒテルと私」より ムラヴィンスキーの言葉
「私は本番の舞台に出るとき、死にそうに怖い。それなのにソリストの恐怖まで背負い込むのはまっぴらだ。リヒテルやギレリスの恐怖だってすさまじいものだ。私はそれを感じ取る。二倍の負担になるのだ。」 
  !
あれほど神に愛された人も 「怖い」



ユリアンナ・アヴデーエワ ピアノ・リサイタル [音楽]







待ちに待った演奏会、ユリアンナ・アヴデーエワのピアノ・リサイタルに行きました。

2010年ショパン国際コンクールの覇者。

マルタ・アルゲリッチ以来、45年ぶりの女性の優勝者。



目をつむって聴きました。



拍手にこたえてアンコールを3曲も。

そのうちの1曲、ショパンのワルツ2番は

「もうフラフラだけど。ありがとう、踊りましょう。」

という感じ。



日本での演奏日程の最終日でした。


ミューザ川崎 [音楽]



ミューザ川崎。

4階席からの景色はこんなです。



4階席。天上から地上世界全体を見下ろしているような素敵な席。

あるいは、地上の生き生きとした親しげな空気からは手摺で仕切られ、その外へとはっきり分けられた傍観席、とも感じられる席でした。



この日は、4階席の代わりに2階の特等席のチケットをいただけたおかげで、ホールのベストポジションで、ショスタコーヴィチ交響曲5番と’ゴジラ’、を楽しみました。



ミューザ川崎。

2011年の地震の時の天井落下の大問題のあとは、もう影も形もありません。

左右非対称に花びらを巻いたような座席の配置が思いがけず自然で、客席とステージの一体感もあって、想像以上に素敵なホールでした。




マルグリット・ユルスナール「東方綺譚」 [音楽]

フランスの作家マルグリット・ユルスナールの短い小説「斬首されたカーリ女神」に寄せて作曲されたピアノ連弾曲を聴きました。

救いようのない痛みと、最後に与えられた休息。
楽譜の最後のページ、鍵盤からゆっくり指が滑り落ちて、最後の音が消えた後の。


演奏のおかげで、ユルスナール「東方綺譚」の中に収められている他の短編も読む機会も得ました。
短編のうち以下の3つ、特に「老絵師の行方」の最後の情景の美しさはとても好きです。
あとの二つは、突き落とされるような容赦ない悲しさが勝っていて、つらいです。

「老絵師の行方」
「源氏の君の最後の恋」
「斬首されたカーリ女神」


一体ユルスナールというのはどんな女性だったのか。
自伝と呼ばれるものもあるのに、しかもつい20年ほど前まで生きていたのに、掴み切れません。

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