誕生日にやったこと

今年の誕生日は珍しく週末に当たりました。
半日時間があったので、「今のうちに親にしておきたいこと」を3つしました。
誕生日は、この世に産んでもらってありがたい、とつくづく感じる日でもあるので、親に喜んでもらうことを3つ。
で、何をやったか。

１．庭の梅の実の収穫
２．浴室の大掃除
３．父と母のいいところ、好きなところを10項目ずつ挙げる

なんだ、これだけですか、という程度のものです。

まずは歳をとってくればバランス感覚も少しずつ悪くなるから梅の木には登れないでしょう、だから私が梅の実は採りましょう、というストーリーです。
梅の木の幹の割れめに腰かけて木漏れ陽の中であるいはしとっと濡れた梅雨の匂いの中で梅の実を採るのは、実は６月の自分の誕生日のころ必ずやってくるひそかな楽しみでもあります。今年は20㎏ほどの収穫でした。収穫は少なめでしたが、見事な梅でした。
父はなにも考えず手放しで喜んでくれ、母の方は梅酒や梅干しにする手間を思って「やれやれ」という雰囲気半分でした。

浴室は天井から床まで、特に親たちの手が届きにくい高い天井を念入りにぴかぴかにしました。これは喜ばれました。

それから、「親のいいところ、好きなところ10項目」
これも案外すぐに上がりました。
が、伝えそびれました。
思いつきは悪くなかったと思うのだけれど、どうも伝えるのが苦手です。この年になってまだそんなこと言っていてはねえ。
10項目書きつけた紙をどうしようかとまだ手元に置いたまま捨てる気にもなれずうろうろしています。

というわけで、「今のうちに親にしておきたいこと3つ」ではなく正確には「2つ半」しかできない誕生日でした。
今年はまあこれでよし。