廃墟のにおい [建築]
杉板の型枠の外壁。
現場練りのコンクリート。
ジャンカと、鉄筋露出。
横浜。おもての道に面してそばやの入った普通のビルです。
が、裏の外壁が露わにするのは、今に続くはるかかなた昔の手のあと。
生々しく切なく、どこか廃墟のにおいがします。
おそらく災害があればひとたまりもないはず。
でも今建物は知らぬ顔で生きています。
換気扇から漂うそばやのだしのにおいを嗅ぎながら、
過去と未来が交錯したような錯覚に襲われ、しばし立ちつくしました。
2010-05-10 17:33
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0