富士山 初登山 [他]
9月の上旬に、初めての富士山。
悪天候を押して、とにかく行けるところまで!
引き返してもよいしと、登山を開始。
高度があがるにつれて、強風と強い雨。暗くもなり、きわどい状況の中、
「八甲田山~」
「眠い? 寝ちゃだめだ!」
などとなんとか軽口をたたきつつ実際は朦朧としながら、
結局引き返すことなく本八合目の宿に到着。
悪天候と高山病と低体温症で、ぎりぎりの状態でした。
この季節、悪条件を押して平気で登って来る宿泊客は、ほとんどが体格のよい欧米人でした。
翌朝。
昨日は雨で何も見えなかったのですが、富士山の山肌を初めて見ることができました。
山頂もすぐそこに見えていました。
本八合目から山頂まであと1時間余り。
が、初日の無謀な登山で精根使い果たし、このあとの天候も怪しい。
一緒に登った連れにまでつらい思いをさせてしまっていました。
登頂を、断念。
下山道へ向かいました。
一生、富士山の山頂に立って火口を見ることはできないかもしれない。
でも、降りる。
富士山登頂断念から一週間後。
出張の新幹線から、台風一過の富士山が見えました。
「富士山の登山シーズンが終わりました」
と朝のニュースで言っていました。
「富士山。登れなかった。」
想像以上の挫折感。
この気分、富士山を見る度にこの先一生続くのかしら。
まずい。
2015-09-19 20:27
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