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モーツアルト ピアノソナタ16番 [音楽]

週末の演奏会で、モーツアルトのピアノソナタ16番ハ長調K.545 を聴きました。

大人になりかけのころ
「モーツアルトはおとなの音楽」
と言われ微妙な距離が生まれて、それきりモーツアルトを演奏することないまま、夢中でピアノを弾いた時が終わってしまいました。

今ようやく切ない呪縛が解かれた感じ、もう自分の手で音楽を奏でることはできませんが、モーツアルトを心から楽しめるようになりました。

シューマン ピアノ5重奏曲 [音楽]

先週末、シューマンのピアノ5重奏曲を聴きました。
力強く、輝くような幸福感がみなぎって、
しかも崩れなく、がっちり立ち上がった5重音で、一気に高揚していく感じ。
出だしでいきなり掴まれました。

演奏会から数日たっても、あの出だし、つい力を込めて、頭を振り振り口ずさみそうになります。

シューマンと対位法の関係は、まだ勉強不足でわかりません。

bar bar bar [音楽]



横浜関内の老舗ジャズライブレストラン bar bar bar で、建築士会の年末の会がありました。



木管入りのジャズでした。

ジャズに、フルートが入るのってちょっと珍しいように思うし、ライブ後半には子どもの頃おそらくだれもが一度は手にしたリコーダーまで出てきました。

しかも演奏は、しっかり年季の入ったジャズです。



フルート立てに、フルートが休められている姿がなんだか温かい。


デュリングのトリオ [音楽]



デュリングのフルート、オーボエ、ピアノのためのトリオを聴きました。

今年1月に聴くことができず、いつか聴きたいと願っていた曲でした。



緊張感のある魅力的な第1,3楽章にはさまれた、第2楽章。

親密に穏やかに対話を続けるフルートとオーボエと、優しく包み込むようなピアノと。

思わず微笑が生まれました。



汐留ホールにて。

piano 小菅優 [音楽]

3月11日の地震後、初めてコンサートに行きました。12日ににあるはずだったコンサートが中止となり、その「振り替え」です。

小菅優さんが、のしのしと前かがみで舞台に出てきて、ラヴェルのピアノ協奏曲第2番を演奏して帰っていきました。みずみずしく自由で圧倒的でした。
人柄も飾らず大きな印象で、友達みたい。
特に第2楽章のソロの旋律は切なく、何と美しい音色なのかと、驚かされました。

桜 の CD [音楽]



年上のおしゃれな友人からもらったCDです。

さくらのうたばかり集めて作ってくれたCDです。

コブクロも川口恭吾もFUNKY MONKEY BABY'Sも、他にも。

サクラが今もこんなにたくさんうたわれている、と驚きました。

一番のお気に入りは、平原綾香がうたう「桜坂」です。

福山雅治のうたう「桜坂」より、ゆるやかで切ない。



今年は、自分で桜が咲くのに気づき、ゆっくり愛でることができました。

メディアの「開花宣言」の喧騒が、今年はなかったから。



今、満開です。

スクリャービン・ピアノソナタ第5番 [音楽]

演奏会で、スクリャービンのピアノソナタ第5番を聴きました。
スクリャービンは、こんな風に美しいのか。

ロマン派的な前期と、調性音楽を離れていく後期の間、過渡期の作品だという「ソナタ第5番」から、あらためてスクリャービン入門となりました。

どこかで倦厭していたスクリャービンに、今頃目覚めかけているのか、と新鮮で不思議だし、嬉しい。

ヴィルヘルム・ケンプの「皇帝」  [音楽]

しまい込まれていたLPの中から昨年秋に見つけて以来ずっと聴きたかったケンプの弾くベートーベンピアノ協奏曲第5番「皇帝」のLPを、正月休みも過ぎてからようやく聴きました。

するりと自然に聴きました。
聴き終わって、sophisticated という言葉がふいっと浮かぶけれどもそれでは言いつくせない。
完成された感覚で迷いなく自由に音を生み出して、なんとよどみなく端正でしかも迫力があるのか。

40年ほど経っている‘LP’のケンプ「皇帝」と、昨年手に入れた‘CD’のケンプ「皇帝」。両方が思いがけず手元にそろったので、聴き比べました。何回も何回もくたびれるほど。
もとは一つの演奏なのに、LPの音とCDの音は、違う。
違う音になっている。

どちらもナマとは違う。当たり前だけれど。

生のピアノを聴きたい。
ケンプでなくていいから。

「星見ル君想フ」 [音楽]



「星見ル君思フ」、ライブ。



独特の「楽器」のようなヴォーカルの声と、

それに寄り添うようなひっぱるような絶妙なバンドとの息の合いようは

聴いている者も幸せにさせます。

弾いている本人たちはさらに幸せに違いない。



南青山の「月見ル君思フ」で、行われました。


ギレリスのCD [音楽]

このところ図面を描きながらずっと聴いているのは
エミール・ギレリスが弾くベートーベンです。

鍵盤をたたく指の力強さ。
深く厚みのある熱を持っていて、しかもクリアな印象。
強くしなうような力が、かすかな音の中にまで感じられるよう。

CDなのに、途中でちょっと音がよれるところがあって
聴いていて、そこに差し掛かるたびに、
ぐっと構えて体に力が入るのがちょっとつらいけれどやめられません。

ベートーベンの「創作主題による32の変奏曲ハ短調Wo071」
「〈森の乙女〉のロシア舞曲の主題による12の変奏曲イ長調Wo080」

いつか、なまで聴きたい。

 



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